東のほうを4日かけて回遊した話#1
どうもお久しぶりです。
暗峠の記事を書いてから1か月が経ちまして、そろそろ次の記事を書きませんか?とメールで催促をされたこともあり、何を書こうか頭を捻っているところです。
ついこの前ゴールデンウィークが終わって、あれよあれよとするうちにテストやら模試やらがあり、気が付けばもう6月......。早いものです。
さて、本題ですが、前回の記事の冒頭にちょこっとだけ触れていた「4日かけて東北のほうまでぐるっと回った」について書いていこうと思います。
とは言っても、これももう2か月ちょっと前の話なんですよね。時間の流れが早すぎる。
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そもそも初めは東北まで行こうなんて全く考えておらず、18きっぷが2日余ってるし伊勢からそのまま夜行バスで新潟まで行って帰ってくるか~みたいなことを考えていました。
しかし、旅行の直前にたまたま追加で2日分、合計で4日分の18きっぷを入手したので折角だしもっと遠出するか!となって、急遽初期の旅程に無理やり東北を詰め込んだのが今回の内容なので、初日は全く東北にかすりもしてません。タイトル詐欺です。
加茂駅
というわけで、朝8時半過ぎの加茂駅です。
交野線と学研都市線を乗り継いでここまで来たのですが、普段通学で使う時間帯に普段とは逆向きの電車に乗って旅に出るの、何とも言えぬ背徳感があっていいですね。
ところで、私はたとえ日帰りであろうとガチガチに行程を組んでからでないと動けない性格をしているのですが、実は家を出るまでに手間取ってしまって、この時点で当初の行程より1時間程遅れていました。
しかも、最寄り駅でもう2本前のに乗れていればここでリカバリーできたと気付いたのはここで1時間待ちぼうけになることが判明した後。つまり2時間遅れ。
幸先が悪い。
とはいえ、ずっとベンチに座ってボーっとしているだけだと暇でしょうがないので小雨がぱらつく中、駅前をうろうろします。
加茂駅周りにある鉄道遺構、存在自体は知っていたのですがなかなか降りる機会が無かったので見に行ってみたのですが、けっこうしっかり残ってるものなんですね。案内看板とかもあって分かりやすかったです。
写真はどっか行ったんですけど。
それと、この時シーズンで初めて桜を撮った気がします。
雨と桜、絵になる組み合わせですが、きれいに写すのは難しい。
と、そんなことをしながら時間をつぶしたのち、駅に戻って放送やらを押さえてやってきた列車に乗り込みます。
そういえば、キハ120のリニューアルってどのぐらい進んでるんでしょうか。
関西本線乗るたびに見ているような気がします。
亀山→鈴鹿
何気に鉄道を使ってきたのは初めてです。
亀山から20分ほど揺られてやってきましたは津。
正直JRよりも近鉄のほうが良いだなんだと聞くので利用客はあんまりいないのかなとか思ってたんですけど、降りたとたんに結構な人数が待ってるのを見て驚きました。
さて、ここから乗り換えるのは、
こいつです。伊勢鉄道。
これに乗って鈴鹿駅まで向かいます。
鈴鹿駅
乗ってる最中ずっと横に空き地があるのに気になって少し調べたのですが、どうも全線で複線化を目論んでるみたいですね。しかもすでに用地は確保されているのだとか。
これが実施されれば多少は近鉄と張り合えるようになるかもしれませんが、それが訪れるのはいったいいつになることやら。
で、鈴鹿に来た目的ですが、それがこれ。
鉄印2つ目です pic.twitter.com/qHSOiivBK3
— 枚槻 (@Hira2ki) 2021年3月25日
鉄印帳です。
埋めるのに時間もお金もどれだけかかるか分かったものじゃないですが、ちまちまと埋めていこうと思います。
ちなみにこの鉄印ですが、伊勢和紙なるものを使っているそう。
こういった地域の名産とかを知れるのも面白いですね。
それと、駅の構内に展示物等々が置かれており、その中に自動放送装置があったのですが、左側のツマミに「音質」と書かれていて謎でした。いじることなんてあるのか?
鳥羽
鈴鹿から折り返して快速みえに乗り、一気に終点の鳥羽まで。
去年の夏に来ようとしたときには大雨で伊勢市-鳥羽間で運休していて、それ以来行けずじまいだったので今回来た次第。
とは言っても40分しか時間ないんですけど。
でもまあ、お腹すきましたねってことで駅構内にある売店で伊勢うどんを。
思ったより柔らかいし、しょっぱそうに見えて意外と甘かったりしておいしかったです。400円。
うどんの提供が早かったこともあって20分弱時間があったので駅近辺を歩き回ります。
駅の案内板にあった鳥羽城だけでも見に行こうかなと思って線路沿いの道を歩いて行ったんですけど、至る所に真珠を売る店がある。極めつけは駅の中にまで。流石名産なだけありますね。
そんなことを考えながら歩いていたら城の三ノ丸まで来たところで、雨脚が強まって来て、かつ時間も少なくなってきたので本丸跡は諦めて駅に戻ります。
駅に入ったすぐのとこにあったこのサイン、いい感じの昭和っぽさが残ってて良かった。
松阪→伊勢奥津
快速みえに乗り込んで40分ほど、松阪で降りて次に乗り換えるは名松線。
発車までまだ30分近くありましたが、すでに列車はドアを開けて止まっていて、ローカル線あるある(?)を感じました。
発車時間になっても乗り込んでくる乗客は私以外おらず、このまま終点まで貸し切り状態か、とか思いましたが、どこかの途中駅で一人乗り込んできて区間需要はあるんだなぁと。結局その人も2,3駅先で降りちゃったんですが。
途中、ボーっと車窓を眺めていたら線路脇にいたシカとバッチリ目が合って滅茶苦茶ビックリしたりしていたらあっという間に終点に着いてました。何だったんだあのシカは。
折り返しが出るまで40分程時間があったので駅周りをうろちょろと。
とは言っても周りには空いてるのかよく分からない民宿みたいなのと民家ぐらいしか無く*2、駅裏にあった給水塔を見るぐらいでした。
それと、駅舎内にあった駅ノートにもちょこっと書いておきました。誰かが見てるのかどうかよく分からなかったのですが。
そういえば、駅前にあった観光交流施設の看板を見て驚いたんですけど、ここも津市なんだそうですね。なるほど、だから”奥”津...。
復路では駅名標を撮ったり、対向列車の待ち合わせをする家城駅で今となっては数少ないタブレット交換を見たりしていたらあっという間に松阪まで戻ってきていました。
こういうローカル線、個人的にはとても好きなんですが、先は短いのかなあとか思うと悲しいですね。
松阪→名古屋
ここからは今日の目的地である名古屋へと向かいます。
と、列車を待っていたところ、どうも15分程度遅れているらしく。
それを待つ間、ホームの向こうを我が物顔で颯爽と走り去っていく近鉄特急を見ながら、JRが張り合える日が来ることはあるのかなんて思ってしまいました。
結局20分遅れでやってきた列車で亀山に戻り、関西本線に乗り換えます。
途中、四日市で後続の快速みえに乗り換えるために下車してみたのですが、パッと見た感じ、駅周りになーんにも無くてやはり格差はどうしようもないなと。頑張ってくれ、JR。
キハ75の座席に身を埋めること30分。名古屋に到着です。
個人的にはこのシートはなかなかいい部類に属していると思います。
これと言い、313系といい、座り心地の良い座席が多いのはいいですね。とても腰にやさしい。
時刻は21時過ぎ。名古屋名物って何だったかなと検索をかけると台湾ラーメンの文字が目に入ったので食べに行くことに。
頼んだのは確かごく普通のだったと思います。それでも思っていたより辛かったような記憶。
食べ終えて駅まで戻ると、ちょうどいい感じに両方面のホームライナーが集まっていたので放送やら動画やら行先表示やらを回収。
東海って幕に凝ってるイメージがあるのですが、ホームライナーは対象外なんですかね。これはこれで好きですが。
と、そうこうしていると次の時間が近づいていたので、駅を後にして乗り場へ向かいます。
本来はここから新潟へ向かうつもりでしたが、進路を変えて北ではなく東に。
夜行バスで一路東京へ。
続きます